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成功している大家さんが口をそろえて「まずは不動産投資に関する本を10冊読みましょう!」って言うけど…
おすすめされてる本がいきなり難しかったら辛い…効率的なおすすめ本のロードマップを教えて!
私は当時web検索でおすすめと書かれていた本を片っ端から闇雲に読んだのですが、正直、効率が悪く、何回もくじけそうになりました。
そこで、「もし私が今から効率的に不動産投資の本を読み始めるなら、この順番で読む!」というおすすめルートをご紹介します!
著者はこんな人!
・地主でもなんでもない、やや貧乏家庭育ち。
・とにかく不動産投資の本を読み漁り、FIRE(楽しみのためにバイトなどする時もあり)
・賃貸不動産経営管理士/FP2級/簿記3級などお金に関する資格に合格
結論から言えば、まずは簿記・FPで最低限の知識を培った上で、実践的な本を読む、これが最短ルートだと確信しています。
不動産投資に必要とされる知識は多岐に渡ります。
もし「自分は簿記や金融知識にも詳しいし、不動産も基本的なことは知っている」ということであれば、「中級者向け」に飛んでください♪
初心者向け
ホントにゼロからの簿記3級
いきなり不動産投資本ではなく「え!?」と戸惑わせて恐縮ですが、
法人化を目指すにせよ目指さないにせよ、不動産投資ではBS・PL・CF、仕訳の基本知識は絶対に必要です。
特に、負債・資産・収益・費用、そして減価償却に関する概念の理解は不可欠。これらを理解しておけば、不動産投資に関する本を読むにあたり、知識の吸収が大いにスムーズになります。
▼これはYouTubeで無料で講義が見れますし、アマプラ会員なら下記テキストがタダで読めます。確かに本当にゼロからわかりました。
FP3級 合格のトリセツ
またまた不動産投資本ではなく、いい加減怒られそうですが、それでも絶対にこの順番がおすすめだと思います。
特に、もしあなたが「所得税の計算のやり方?」「普通借家と定期借家?」これが答えられない、と感じれば、ぜひFPの勉強をするべきだと思います!
■FPで学べる!不動産投資に役立つ知識
・不動産
・ライフプランニング
・社会保険
・相続
・保険
・金融
など…
不動産投資を行う際には、自分のライフプランを策定し、不動産投資によってどれくらいの規模を目指すか、中長期的な目標を考えることが重要だと思います。
また、投資家として年金や社会保険に関する基本的な理解は不可欠。さらに、不動産の知識だけでなく、保険、税務、相続、金融の全てが不動産投資に密接に関連しています。
そして、なんと、FPはこの知識すべてを広ーく浅ーく勉強することが可能です。
しかも、体系的に。
「体系的に」というのがとても重要で、書店で手に取る不動産投資の本からは「断片的な知識」を得ることが多いですが、それよりもまず、先人たちの断片的な知恵を吸収するための基盤が必要ですよね。それがFP3級なのです。体系的に学び、全体像を把握し、総論と各論を頭の中で整理する。何を学ぶにしても、この初期段階の作業が重要だと私は考えます。
下手な不動産投資noteに有料で課金して中途半端に知識を得るより、FPで広く正しく基礎作りすることが、遠回りなようで絶対に近道だと思います。下手な有料noteに課金した私が言うので間違いありません。
▼東大卒FPのほんださんのYouTubeチャンネルとコラボ中。(つまり動画講義が無料)このほんださんの授業が、本当にわかりやすいので、ぜひこのテキストとセットでおすすめ。
不動産投資のキホン
もし、「簿記もFPも勉強している暇はない!多少知識不足でもいいからとにかく早く不動産投資を始めたい!」と思っている方におすすめなのは、こちらの本です。
FPほどではありませんが、広く浅く不動産知識の「超キホン」に当たる部分が勉強できます。しかも、会話形式でとっても読みやすい!(これが重要)
ここで超キホン「デッドクロス」について学び、シミュレーションの重要性に気付かされます。
この本で学べること
・返済比率が低ければデッドクロスも怖くない
・不動産投資の「純資産」とは、BSで考える投資の「結末」
・不動産投資は「融資」の攻略が必須
正直不動産
不動産業界の闇をコミカルかつリアルに描く全国民必修漫画です。
不動産業者が「悪」と言いたいわけではありませんが、大きな金額が絡むため、この業界は弱肉強食の傾向が強いと感じます。
つまり、私たち不動産の素人が「弱い」立場にあります。
不動産業者との関係は、少なくとも性善説で考えてはいけません(これは不動産業者に限らずですが)。
それでも、物件を購入するためには良好な関係を築くことが必要です。決してマウントしたり敵意を持ってはいけません。
また、条件の良い物件にアクセスするためには、ただの「お客様気分」でいることは避けるべきです。
そのためには、不動産業者の商慣習を理解することが重要です。
漫画は100%誇張されていると思われがちですが、この本については、ほぼ実話として読むことができます。いやもちろんフィクションですし、誇張はたくさんありますけれども。
1巻から早速「サブリース」の闇に触れられていて笑いました。
中級者向け(総論編)
中級者向けは総論編と各論編で分けたいと思います。
総論編では、不動産投資を始めるに当たって必ず核となる本を、
各論編では、「融資をもっと深く知りたい」「減価償却について深く理解したい」など枝葉の部分に触れていきます。
不動産投資の収益計算シミュレーション
よーし、じゃあ実際に私も実際の不動産で詳細にシミュレーションして、物件購入だ!
私が言うまでもなく、先輩大家さんたち全員がおっしゃることですが、不動産投資においてシミュレーションは絶対です。
たとえば、価値のないワンルームをノーシミュレーションで購入して何千万もの損失を抱えると、その状況からの回復はほぼ不可能、人生即アウト。だからこそ、入念なシミュレーションが必須です。
不動産投資の本には「ボロ戸建てを買いなさい」といった流行に左右される内容のものも多くありますが、これらの投資法は時代によって変わり、普遍的ではありません。(現在は民泊が流行っていますね。)
しかし、シミュレーションはいつの時代も絶対です。(ただし、税制は最新の情報に更新する必要がありますが。)
本に書かれている通りに数字をExcelに入力し、自分なりにアレンジを加えれば、しっかりとしたシミュレーションが可能です。
ちなみに私は最初にこの本を読んだとき、簿記や税務の知識が全くなく、内容を一つも理解できませんでした……(苦笑)。やはり、基礎知識は重要です。
不動産投資家のリアル・ルール
この本はリアルルールとあるだけに、本当にリアルです。
この著者は投資会社での勤務経験があり、会計と投資に関する豊富な知識を持っています。所有する不動産は主に東京都内にあり、年間の家賃収入は約1.9億円、自己資本比率は30%、流動比率は250%というスーパー大家です。
そんな方が「これ本にしていいのかな?」と思われるレベルで生々しい暗黙のルールをつまびらかに。
一番響いた言葉は「この本には答えは書いてありません。不動産投資家として理解すべき暗黙のルールが書いてあるだけです。答えはすぐには出ません。答えが出るのは10年後、20年後です。そこまで待てないと考える人はおそらく不動産投資は向いていないでしょう。」
本当におっしゃるとおりで、そもそも不動産投資は、自身がどう生きていきたいか、相続をどのように考えているか、そこまで長期的な目線で取り組む投資です。もし来年のお金をちょっと増やしたいな、という感覚であれば、「株式投資」や「不動産クラウドファンディング投資」の方がよほどお手軽で短期的な利益を目指せます。(私自身はクラウドファンディング投資なども好きなため、不動産投資との違いも含めて別記事で今後書く予定です。)
…話が少しずれましたが、本書は読んでいるとそういったことにも気づかされる好著で、怪しい有料セミナー(成功大家さんの自慢話発表会。※もちろんそうではなく素晴らしい有益なセミナーもあります)を受けるくらいならこの本の方が数倍有益です。
この本で学ぶこと
・ダメ仲介業者の見分け方
・金融機関の本音
・優良情報が流れる順番
・対税務署で絶対にやってはいけない暗黙のルール など
東大博士が書いた「不動産投資」大全
本当にありがたい。こんなに素晴らしい内容で、こんなに安くて良いのでしょうか。書いてくださってありがとうございます。
こんなに細かく網羅的に、不動産投資に関わる全てを、専門的かつ、正しく、普遍的な内容で、分かりやすい言葉でまとめてくださる。
これができる大家さんは間違いなく少ないです。
昔は「家庭の医学」という分厚い辞書のような本が一家に一冊常備されていて、症状に応じて調べたものですが、
不動産投資版「家庭の医学」ともいえるほど、一家に一冊、辞書として必ず持っておくべきなのがこの本です!
広辞苑ばりにテキストが二段にわたって並び、図や絵が皆無ですが、網羅的に不動産投資の知識が書いてあります。
ですが、語り口としては読みやすく、学術書のように専門用語オンパレードということは決してありませんのでご安心ください!
私は活字中毒なところがあるので、終始赤ベこのように頷きながら全てを拝読いたしましたが、活字が辛い方は、わからない時に辞書的に引く、というスタイルが良いと思います。
「解約条件型」って何だっけ…?と思ったら「ローン条項」の項目を引くなど。
実際、私の不動産投資大全はインデックス付箋だらけです。(後で引きやすくするため)
また、自分が今いるフェーズ(例えば、来週、物件購入の契約がある、など)に応じて関係する章のみをその時に読む、というスタイルもおすすめです。
「物件チェック⇒利回りシミュレーション⇒物件を安く買う⇒融資⇒入居者募集⇒日常業務と管理⇒法人化⇒売却⇒ハッピーリタイア」と、シーン別に時系列で収録されているため、読者のフェーズに応じて関係する章だけ予習的に読むと、より実践に活かせると思います。
「石橋を叩いてでも成功したい」というフレーズが本のタイトルに小さく記されていますが、この言葉が不動産投資の真髄を象徴していると感じさせます。
危ない不動産
不動産投資について調べていると、成功しているキラキラした内容がどうしても多くなります。
トラブルについて専門的知見も交えて話してくれる大家さんは中々いません。
この本では、30年以上の不動産経験がある著者が、よくあるトラブル事例をもとに、当事者の会話形式を取り入れ、リアルに語ってくれています。
専門用語も、イラストと実例でわかりやすく説明されているため、眠くなることもありません!
教科書で学んだことも大事ですが、こういった実例から学ぶことは非常に多いです。
実際、私もこの本に書かれている「水道給水管の口径変更」については、土地購入の際、こちらから確認しなければ不動産業者は教えてくれず、かなりヒヤッとしたことがあるので、本当にこれは読んでよかったと思いました。
この本で学べること
・敷地と道路の落とし穴
・境界トラブルには「筆界特定制度」
・冬季の結露は断熱材を疑え!
・自宅を事務所にするのは規約違反!?
・売買契約には盲点がいっぱい!(現状有姿なのに消えた庭木?契約後の天災、どっちが直す?)
など
中級者向け(各論編)~上級者向けはまた次回!
次回からは、「融資」「減価償却」「不動産業者」「法人化」など各論別、そして「民泊」「土地から新築」「アパート」「賃貸併用」「ビル」「テナント」など投資対象不動産別におすすめの本をご紹介していきたいと思います!