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成功している大家さんが口をそろえて「まずは不動産投資に関する本を10冊読みましょう!」って言うけど…
おすすめされてる本がいきなり難しかったら辛い…効率的なおすすめ本のロードマップを教えて!
著者はこんな人!
・地主でもなんでもない、やや貧乏家庭育ち。
・とにかく不動産投資の本を読み漁り、FIRE(楽しみのためにバイトなどする時もあり)
・賃貸不動産経営管理士/FP2級/簿記3級などお金に関する資格に合格
初心者~中級者(総論)編となる前回の記事はこちら↓↓↓
前回の記事では不動産投資を実践する方は全員読むべきだと個人的に思う本をご紹介しました。
今回は賃貸併用、土地から新築、プロパー融資、工場・倉庫……各論編をお送りします!(私はアパート投資をしていないため、超王道のアパート投資については他の方に譲ります…すみません…)
中級者向け(各論編)
はたらくおうち 賃貸併用住宅
賃貸併用住宅は、ガッツリ投資用アパートを買うような不動産投資は怖いという方におすすめされる手法です。
最大のメリットは住宅ローンの低金利と住宅ローン控除を享受できる点。最大のデメリットは(この本には書かれていませんが)売却時に苦労する(賃貸併用住宅を買う人が少ない)ということです。
素晴らしいスキームですが、賃貸併用住宅に関する本は少なく、賃貸併用住宅に詳しい不動産会社も少ないのが現状。
この本は実質、賃貸併用住宅専門の不動産会社である「シテン」の販促ブックではあるものの、素人主婦が書いた中身ペラペラのkindle本(実際に私が買って後悔した)なんかより余程専門性が担保された本だと思います。
私の所感では、この本は出版年が少々古い(2020年)ため、謳われているような年収レベルと規模では既に厳しく、昨今は建築費高騰によりかなり目線が高くなっていると感じます。例えば都内・年収700万・独身サラリーマンなら東京のはずれの方で2LDK(オーナー)+1LDK(賃貸)くらいだったら融資がおりて建てられるかも、という感覚です。
私は建築費の関係でシテンさんとは縁がありませんでしたが、営業担当の方もとても親身で好印象でした。(特に紹介料とかもらっていません、念のため)都内、共働きで世帯年収は1000万以上ある、という方はこの本を契機としてシテンさんに話を聞いてみてもいいかもしれません。
不動産投資融資攻略バイブル
まず大前提として、アパートローンなどではなくプロパーローンに関する融資攻略本です。もしアパートローンの攻略法を期待しているなら他の本を読む必要がありますが、そんな方でもこの本を読んでいけば「プロパーローンにチャレンジするべきだ!」と思えます。
特に住宅ローンや収益用物件1棟目購入などで融資枠を消費していると中々借りられず弱気になってきますが、プロパーローンで事業性が認められれば取引すればするほど信用性が増し規模拡大を進めやすくなります。
著者は元銀行員で実際に100件以上の不動産融資を扱っていた経験があり、裏事情までつまびらかにしてくれています。
まずは相手を知ることが戦いの基本。銀行融資を制するには、銀行の組織風土について知るべきです!
東京23区土地から新築アパート 不動産投資実践のいろは
最近東京23区(特に板橋区や足立区)で良い土地が即消えているのはこの本のせいなのではないでしょうか……。
「経験に勝る知識なし」と語る著者ですが、経験豊富であることはもちろん、建築士の資格もお持ちであるため、専門性が担保された内容となっています。
基本的な知識さえあれば、場合によっては、この本だけでも戦える気がします。それほど網羅性があり、実務的です。都内で戦えなくなるため、正直あまり普及してほしくありません(笑)
不利な土地でも儲かる「工場・倉庫」で賢い土地活用 人口減少の今、アパート投資で大丈夫?
実は私、居住用ではなく工場・倉庫の現役オーナーです。
世の中、アパート投資の本ばかりですが、私は工場・倉庫投資はポートフォリオ分散の観点からも有意義だと考えています。
最大のメリットは、賃料相場があってないようなもので借り手によっては高い賃料が見込めること、風呂キッチンなどがないため設備費用がかからず箱だけ用意すれば良いこと(内装は借り手負担)。デメリットは賃料が数十万と高いため空室リスクが高いこと、事業用専門の不動産業者が少ないことです。
工場・倉庫についての本は極めて少ないため、辺鄙な土地を持て余している方にぜひ選択肢を広げるべく読んでいただきたいと思います。
上級者向け
ハーバード式不動産投資術
この著者は、都心3区の商業地域を中心に、クリエイティブで社会的にも意義深い不動産を生み出しているハーバード大学卒の大家さん。
不動産投資家というよりプロデューサーとしての手腕を問う不動産投資本です。
もちろん初心者向けのBOE分析も書かれています。テクニックも参考になりますが、それよりもハーバードで著者が培ってきた洗練された不動産投資の崇高な魂、それがこの本の神髄なのだと思います。
不動産をデザインするという発想、そして新築鉄筋コンクリート造が最適解という結論から導き出された投資戦略は「これが不動産投資家のトップなのだ」と圧倒されます。
私のような「ナニワ金融道」とか「闇金ウシジマくん」で金融リテラシーを高めてきた君子たちは、この本で確実に不動産に対する考え方が変わるでしょう。
ハーバード式不動産投資手法が1,800円で読めるのですから、買わないことが不遜と思えます。
投資家としてのデザイン思考を養うためにも必ず読むべき本です。
2%の人しか知らない、3億円儲かるビル投資術
私は買ってから「あ、これ私向きじゃなかった」と気づいたのですが、こちらの本は前提とし金融資産1億円以上をお持ちの経営者向けです。
初心者向けの不動産投資本は嫌になるほど溢れておりますが、ビル投資に関する本は極めて少なく、経営者にとっては節税策・安定したサイドビジネスとして一つの選択肢になりえるでしょう。
ただし、港区のオフィスビルなどが客付けに苦戦して値下げラッシュであったことは記憶に新しいところ。
テレワークの定着率などの動向も踏まえ、予め高い利回りを確保した上で取り組むべきことは言わずもがなかと思います。
いずれにしても私はその域には到底至っておりませんのでご紹介に留めます。。。