境界知能、発達障害(ADHD・ASD)、精神障害者手帳3級の小学生男子。高校の進路はどうしよう?
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現在小学校5年生の息子。
今は普通の公立小学校(週1で通級)に通っていますが、低学年の時は不登校歴もあり、そろそろ中学校のことを考えなければと悩み始めました。
↓息子の小1時の具体的な状態が気になる方はこちらの記事をご参照くださいませ。
正直、今のまま普通の公立中学校へ行っても、授業中ずっと興味がなくて寝る、無為な時間を過ごしているだろうな、と…
中学・高校時代なんて一番伸びる時期なのに…
つまらない時間ばかり過ごすのはもったいない…
そこで、私が考えた基本方針は「小さな池の大きな魚戦略」です。
通常級(大きな池)で溺れないように必死になるのではなく、ニッチかつレベルに合った専門分野(小さな池)で、伸び伸び成長する(大きな魚になる)を目指すのです!
そして、中学の進路を考えるということは即ち、就職や高校のビジョンから逆算的に考えなければいけないということ。
まずは中学の前に高校の進路について考えてみます。
同じ悩みをもつ方のご参考になれば幸いです!
就職や高校進路から逆算
今の私の考えは以下のとおり。
①私が社長をしている資産管理法人を継がせる前にどこかに就職して社会人経験は積んでほしい
②しかしお勉強には向いていないため、総合商社や公務員などは無理。専門職的な仕事を目指した方が良い
③本人の興味が向く(得意な分野はないので、得意でなくてもいい)ニッチ分野について勉強できる高校
…あれ?でもそもそも私、普通の高校(公立・私立)くらいしか知らないぞ…?(焦)
特別支援が必要な境界知能に合う高校って何があるのでしょうか…?
境界知能の息子に合いそうな高校
ということで本や勉強会で情報収集した結果…
まずは超大まかに言って高校は以下のような分類となりそうだということが分かりました。
「高等特別支援学校」も就職率が高く評判も良いので魅力的!と思いましたが、療育手帳も取れないレベルの我が子の場合は入ることができなそうです。
この赤丸で囲った、公立高等学校での「通級」や発達障害に理解のある「私立中高一貫校」、「通信制高校」やそれに付随する「通信制サポート高校」が境界知能の我が子に合いそうかな?と。
他に高等専修学校(いわゆる高専)などもありますが、今回は特別支援が必要な境界知能っ子向けの図のため特に入れていません。特に高専は偏差値がかなり高く入学してからの単位数も多いので、相当の努力が必要。境界知能っ子の息子には到底難しいと思いました。部分的に突出して得意なことがある発達障害のお子さんに向いている可能性があります。
図に入っておりませんが、不登校・引きこもりの場合、フリースクール(高卒資格はとれない)も考えられます。
参考になる本
2021年出版なので、まったく古い内容ではありません。
筆者の山内先生は教育業界歴はもちろんのこと、特別支援教育専門の学校心理士としての歴も長いため、現場を踏まえた実用的な知識を教えてくれます。
進路について大局観がしっかりつかめました。
2023年出版の山内先生の最新作。
グレーゾーンのお子さんをお持ちの保護者の方にも参考になると思います。
Q&A形式で大変わかりやすく勉強になりました。
次回は、調べて整理した東京の高校の候補を挙げてみたいと思います!