小学生ADHD+ASD、ゲーム大好き、勉強大嫌い!境界知能男子のブログです!
息子が発達障害の診断を受けたのは小1の冬。
小2の夏頃からコンサータを飲み始め、2年と半年ほど経ちました。
今回はそのコンサータ服用に関する率直な感想(メリット・デメリット)を書きます。
※ご自身の症状については主治医とよくご相談いただき、こちらの記事は体験談として参考程度にしていただければ幸いです。
コンサータはドーパミンに作用するお薬
そもそもコンサータとは何でしょうか?
コンサータとは、ADHD(注意欠陥多動性障害)の方に処方される薬のことです。この薬は、不注意や多動性、衝動性といったADHD(注意欠陥多動性障害)の症状を緩和してくれる作用があり、現在では6歳の子どもから大人まで、この薬を使用することができます。
コンサータの効果、副作用は?ADHD(注意欠陥多動性障害)のある人に処方される薬を医師が解説 | ブレインクリニック (tokyo-brain.clinic)
通常、ドーパミンが脳内で放出されると、ドーパミンを受け取る場所のドーパミン受容体に取り込まれます。一方、受容体に取り込まれなかったドーパミンは、再び使えるように再取り込み口に入り、神経細胞に戻ります。
しかし、ADHD(注意欠陥多動性障害)の方は、ドーパミン受容体に入るべきドーパミンが、再取り込み口から神経細胞に戻されており、シナプスの間のドーパミンの濃度が低下しています。そのため、神経伝達物質がうまく働かず、ADHD(注意欠陥多動性障害)の症状が現れると考えられています。
これに対しコンサータは、ドーパミンが通常通り受容体に結合出来るようにすることで、ADHD(注意欠陥多動性障害)の症状を改善させる作用があります。
コンサータの効果、副作用は?ADHD(注意欠陥多動性障害)のある人に処方される薬を医師が解説 | ブレインクリニック (tokyo-brain.clinic)
こういった説明を医師から聞いて、改めて衝撃だったのは、ADHDの症状(不注意や多動性、衝動性)は、ドーパミンが上手く作用していないから、という点です…
「ドーパミンどばどばw」はゲーム実況などでよく見かける表現ですが、息子の場合、確かにゲームくらいの高刺激じゃないと集中できないんですよね…。
普段はぼーっとしていて注意散漫…
特に授業中の眠気が凄いのですが、人より刺激を感じにくく、ドーパミンが上手く機能していないからなんだと考えると納得です。
小学生ADHDの場合、コンサータ以外にも治療薬が…
医師から提案されたのは、以下の4つです。
・コンサータ
・ストラテラ
・インチュニブ
・ビバンセ
比較については、こちらのサイトが分かりやすかったためご紹介します!
インチュニブってどんな薬ですか? – 株式会社Kaien – 発達障害の方のための就職応援企業 (kaien-lab.com)
ストラテラは効果が出るまで、何カ月かかかるということで、待てない私は敬遠…(しかも毎日飲まなければならない)
ビバンセはうちの息子の場合、副作用(食欲不振・夜の寝つきが悪い)の程度が強く、やめました…
インチュニブは、不注意というより衝動性に効くというお話で、息子の場合、衝動性は特にないため敬遠…
比較の上、コンサータ服用を選択しました。
コンサータを服用して感じたメリット
①授業中眠くならなくなった
息子が学校で困っているNo.1は「授業中寝てしまう」でした。
授業中寝てしまうと、先生が言った内容が全て聞けないため、学校生活についていけず、楽しくなくなります。
友達からも馬鹿にされ、つらくなった息子は「学校に行きたくない」と言い出すように…
しかし、コンサータを服用した初日から…「びっくりです、全然寝ずに授業聞いてました」と先生も驚きの様子。
②テストの成績が若干良くなる
算数や漢字でケアレスミスが多い息子ですが、コンサータを服用した日は、若干ミスが減ります。
ケアレスミスが普段10%だとしたら、2%くらいに減っている印象です。
これもドーパミンのおかげなんでしょうか…
コンサータを服用して感じたデメリット
①食欲不振がひどい
これは服用前から医師から懸念として挙げられていたのですが、案の定、給食が一口も食べられなくなりました。
体重が軽かった(20kg)時は、食欲不振の程度が強く、給食どころか夕食もあまり食べなったのですが、
体重が少し重くなった(22kg)ら、給食は少し、夕食はおかずを全ておかわりする程食べるようになりました。
やはり副作用の程度は、薬の量と体のサイズによるのかなあと感じます。
体重が増えないレベルだと困るので、お医者さんとよく相談して服用量は調整した方が良いと感じました。
②寝つきが悪い時があった
これも体重がまだ軽い時、いつもは9時に寝るのですが、コンサータを服薬した日は中々寝られず、10時くらいにようやく寝られる…という時がありました。
そこで、朝コンサータを飲む時間を1時間早くしたところ、狙いどおり、夜9時には寝られるように。
やはり、覚醒作用のあるお薬なので、朝遅い時間に飲むと良くなかったようです…
今後はどうするか
「コンサータに心理的に依存すると危険」のような声も多く聞かれますが、息子の場合、そのような様子はまったく見られないです。
依存どころか、むしろ私が言わなければ飲み忘れていることがほとんど…笑
小学生のうちは、コンサータ服用を続けていきたいと思っています。
しかし、中学生になったら、私としては「環境調整」に注力したいと考えています。
コンサータ服薬が、「息子が環境に合わせている状態」だとすれば、中学生からはそもそも「素の息子に合う環境」を与えたいな…と。
しかしこれが一番難しいことで…
のびのびとしたフリーススクールが良いのか、はたまた発達障害に理解のある私立中学が良いのか、内申点重視で息子には合わないだろうけど友達が多い公立中学が良いのか…
これは悩みどころです。
きっとこのブログにたどり着いた方も悩まれているところかと思います…
ですが、以前に比べて、発達障害っ子を取り巻く環境は良くなっているはず。
前向きに息子に合う環境を探していきたいなーと思っています。
▼境界知能の息子について書いた記事です。興味のある方だけご参考までに…