発達障害(ASD+ADHD)小4、勉強大嫌いな息子について書くブログです!
KABCーⅡを受けてきました!
今回はその経緯と結果を書いてみようと思います。
発達障害男子なのですが、前提として、どんな感じの息子か気になる方はこちらの記事をご参照ください↓
KABCーⅡを受けたきっかけ
WISCは有名なので知っていましたが、実はKABCについては全く知りませんでした!
知ったきっかけは皆さんご存じ「リタリコ」さんからの紹介です。
KABCとWISCはどう違うの?
ざっくり聞いた違いは以下のとおり。
・KABC…学習習得度の評価を通じて基礎学力を計ることを目的としている検査
・WISC-IV…基礎学力を測るというよりは生活支援を目的としている検査
なんとなくのイメージですが、
WISCはコミュニケーション面も含めた全般の支援方法を検討する材料。
KABCは学校のお勉強の支援方法を検討する材料。
レッツ申し込み!
勉強の支援方法に悩んでいた私としてはぴったりな検査!と思い、早速申し込みの電話をしたところ…
「申し訳ありません。大変混みあっておりまして、半年から1年以上お待ちいただく可能性がございます。」
…
すごく人気な検査のようです…
私が希望していたKABCーⅡは、株式会社すららネットの心理教育アセスメントバッテリーKABCーⅡ。
WISCと異なり、保険適用がないため、簡易診断 の場合は15,000円、詳細診断の場合は25,000円とやや高額です。
待つこと1年…ついに検査&検査結果
ついに受けることができました!
3時間ほどの長い検査を終え、1か月後…
「学習支援ガイド」というタイトルで、文字ぎっしりA45ページの書類をいただけます。
結果発表!…とそれぞれの意味と見方も付記します。
結果
1 認知尺度…全体的な認知処理能力
総合尺度 95
継次尺度 96…1つずつ順番に処理していく課題
同時尺度 86…入ってくる情報を全体的・空間的にとらえることで問題解決する課題
計画尺度 103…問題解決のために適切な方法を選択・実行する課題(規則性)
学習尺度 108…視覚+聴覚で記憶する課題(新しいことを学ぶ力を測る)
2 習得尺度…基礎学力
総合尺度 95
語彙尺度 95…文字通り、語彙力を測る
読み尺度 114…文章を読んで答える課題
書き尺度 74…文字の書きや作文力
算数尺度 102…計算力、数的処理
平均が100(これはWISCと同じ)です。
…あれ!?WISCでIQ85だったのに、KABCは結構良い…!?
こういうこともあるんですね…生活IQと勉強IQって違いますもんね。。
特に学習方法の参考になったのは、「1 認知尺度(全体的な認知処理能力)」の部分です。
・継次処理型…「〇〇について説明します。よって〇〇は◇です。」(はじめから順番に説明する)
・同時処理型…「〇〇の答えは◇です。どうして◇なのかを説明します」(先に結論を提示して説明する)
息子の場合、継次尺度が同時尺度より高く、継次処理型となるため、「講義→演習問題」が良いとのこと。
レゴブロックは、完成図をまったく確認しないまま、説明書どおりはじめから作るタイプですから!!確かに!
ちなみに同時処理型の子は、「先に演習問題→辞書代わりに講義」の方が向いているそうな。
また、「2 習得尺度(基礎学力)」でご指摘いただいたのは「書き尺度」の低さ。
致命的に書字能力が低いため、板書はタイピングで乗り切るなど学校の支援・協力をいただくのも一つの手とのこと。
こちらもなるほど…とかなり参考になりました!
検査後…
こちらの検査結果をコピーして、通級の先生や担任の先生に共有。
早速、板書はタイピングやカメラで写真を撮るなどで対応していただけることに!
まったくノートをとらず「なんかつまんなくて寝た」という日が続いていましたが…
果たして…寝ない日が増える…のか?
少しは成果が出るのでしょうか…?
これから様子を見ていこうと思います。
▼最近、リタリコワンダーのプログラミングを始めました。発達障害の我が子にぴったりだな、と…