発達障害

【境界知能】wiscIQ85の小学生、どのくらいのレベルなのか

境界知能について

wiscを受けたらIQが85だった…これってどのくらいのレベルなのかな…?

小学校1年生の息子がwiscという発達検査を受け、IQ85という検査結果。

これってどのくらいのレベルなの…?

実際、学校で困っているけどどんな支援が受けられるの…?

進路はどうすれば…?

IQを数値で示された瞬間、親の私は頭を金づちで殴られたようなショックとたくさんの不安で頭がグルグル…

しかし、一生懸命調べて、悩み、方向性を打ち出せた今では、スッキリした気持ちで自信をもって息子に向き合えています!

このブログで息子の特徴、実際に受けている支援、今後の進路について書いてみようと思います。

同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。大変ですけど、一緒に頑張っていきましょう…!

wiscの結果

■小学校1年生の時

  • 全検査IQ85
  • 言語理解72
  • 知覚推理98
  • ワーキングメモリー88
  • 処理速度81

平均は100なので、息子の場合、言語理解が平均から著しく低く、知覚推理が平均並みです。

全体的に得意な分野がなく、総じて平均より下です。

IQ85息子の特徴

  • 人より勉強しないと漢字テストで100点はとれない(逆に言うと人の1.4倍ほど頑張れば100点がとれる)
  • 長い文章を口頭で言うと「もう一回いって」「何?」と聞き返されることが多い
  • 会話がワンテンポ遅い(友達ができないほど致命的なほどではない)
  • 算数は人並みにできる(文章題は要支援)

全体的に、クラスで数人はいる「なんとなくぼんやりしている、不器用で少し遅れている子」です。

息子は「野比のび太に共感できる、自分に似てる」とよく言っています。

息子の場合、ADHDが強めなので、授業中よく寝てしまうところが確かにのび太くんにそっくり…!

あくまでIQ85というのは全検査IQ。

なので、IQ85だから上記の特徴となる、というわけではないと思います。

むしろ重要なのは、wiscの各項目の数値。

例えばワーキングメモリーが低い、処理速度が遅い、といった各分野の数値は、私が感じている息子の特性とぴったり合っていると感じています。

自分の子の特性を数値から読み解けば、支援方法のヒントになるかもしれません。

IQ85は境界知能なのか?

「勉強が苦手」「やる気が出ない」といった子どもたちの中には、IQ70未満の知的障害には該当しないものの、IQ70~84で何らかの支援が必要とされる「境界知能」や、はっきりとした原因はわかりにくいけれど、何かしらの課題を抱える「グレーゾーン」に位置付けられる子どもたちがいます。

https://tokushi-tobira.jp/special/001.html

つまり…

  • IQ70未満⇒知的障害
  • IQ70~84で何らかの支援が必要とされる「境界知能」

だと言えそうです。

上記で言うと、IQ85はギリギリ境界知能ではなく、普通ということになるかもしれませんが…

主治医の先生に伺ったところ、「wiskは1、2くらいはその日のコンディションで変わることはありえます。前回の結果(前回はIQ82)も鑑みると’境界知能’だと思います。」とのこと。

境界知能の割合とレベル

境界知能に該当する人は、定義上全人口の約14%(7人に1人くらい)います。

つまり、1クラスの人数が35人の場合、約5人が境界知能に該当するとのこと。

結構多いですよね…

私は先生からの指摘があったため、発達障害の診断やwisc検査に至りましたが…

誰も気づいてあげられず、診断名もついていなくて支援につながっていないけど、普通級で「理由の分からないしんどさ」を感じている子どもが潜在的にたくさんいるんだと思います…

↓ちなみに、境界知能って何?どういう子のことでどう接すればいいの?と悩んでた時に読んだ本です。

漫画なので分かりやすくてサラサラ読めました…!

境界知能とグレーゾーンの子どもたち [ 宮口幸治 ]

価格:1,760円
(2022/8/12 11:25時点)

また、上記の本の著者である宮口先生がおっしゃるには…

境界知能の子どもたちは同じ年齢の子どもの8割程度の知能と考えられています。それは、小学校高学年のクラスに中学年の子どもが混ざっているようなイメージです。ですので、境界知能の子どもたちにとっては、通常の授業自体がハードルが高いといえます。

https://tokushi-tobira.jp/special/001.html

この「小学校高学年のクラスに中学年の子どもが混ざっているようなイメージ」という表現、まさに息子はこれだと感じているので、読んでいて共感しかありませんでした。

周りの同学年、というより1学年下の子と話のテンポが同じだな…と感じます。

次回は、息子が受けている支援、これからの支援について書いていきたいと思いますので、

同じ悩みを持っている方の参考になれば…と思います。

  • この記事を書いた人

もののかほり

紆余曲折あって今は幸せな生活を送る30代。 血と汗の染み込む土地で禄を食みながら、境界知能・発達障害の息子と転げまわる毎日。 賃貸不動産経営管理士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/日本証券業協会 ニ種外務員資格

-発達障害
-, ,